ここから本文です。
更新日:2018年4月1日
この10年で70歳以上の高齢者数は1.3倍に、国民医療費も1.3倍になりました。団塊世代の方々が全員75歳以上になる2025年には国民医療費の総額は、61.8兆円になる見込みです。
国民皆保険を将来にわたって守り続けるために、平成30年度から愛知県が財政運営の責任主体となり国保制度を安定化(広域化)することとなりました。
愛知県は国民健康保険財政を運営していくために市町村ごとの国民健康保険事業費納付金を決定し、標準保険料率を示します。町は愛知県に納付金を納めるために標準保険料率等を参考に保険税率を定め保険税を賦課・徴収する方法に変更になります。
医療給付費分 | 後期高齢者支援金分 | 介護納付金分 | |
所 得 割 | 7.16% | 2.09% | 1.82% |
均 等 割 | 28,519円 | 8,307円 | 9,488円 |
平 等 割 | 20,307円 | 5,915円 | 4,576円 |
国民健康保険税は、今までは所得割・資産割・均等割・平等割の4方式により算定していましたが、今回の制度改革を機に資産割を廃止し、所得割・均等割・平等割の3方式の税率を変更しました。
○資産割を廃止する理由は
医療給付費分 | 後期高齢者支援金分 | 介護納付金分 | ||||
(変更前) | (変更後) | (変更前) | (変更後) | (変更前) | (変更後) | |
所 得 割 | 5.40% | 5.90% | 1.60% | 1.75% | 1.40% | 1.50% |
資 産 割 | 22.0% | 廃止 | 6.0% | 廃止 | 5.0% | 廃止 |
均 等 割 | 20,200円 | 22,800円 | 5,800円 | 6,500円 | 7,300円 | 8,000円 |
平 等 割 | 17,900円 | 18,600円 | 5,100円 | 5,300円 | 6,500円 | 5,800円 |
課税限度額 | 520,000円 | 540,000円 | 170,000円 | 190,000円 | 160,000円 | 変更なし |
※扶桑町の標準保険料率と今回変更する税率には乖離があるため、しばらくの間は不足する財源を一般会計からの繰入金や繰越金で補填していきますが、将来的には標準保険料率に近づけていくことになります。
平成30年度からは仮算定が廃止されます。
今まで普通徴収(納付書または口座振替での納付)は、4月と7月に保険税の通知をしていましたが、平成30年度からは7月の1回のみの通知となります。
これにより、平成30年度分の保険税の納期限は7月から始まります。
○平成30年度の国民健康保険税の納期限
保険税の算定方式を4方式から3方式へ変更することに伴い、被保険者の人数や所得に大きな変更がない場合でも、ご負担いただく保険税の額が平成29年度と比べて変わります。
また、納期も10回から9回と1回分少なくなりますので、1回あたりのご負担が増えることが想定されます。皆様のご理解、ご協力をお願いします。
お問い合わせ