子どもの予防接種
子どもは病気にかかりやすく、かかると重い症状が出たり、場合によっては麻痺などの障害が残る感染症もあります。子どもは発育とともに外出の機会が増え、感染したり、他人にうつすことも多くなります。保育園や幼稚園での集団生活に入るまでには予防接種で免疫をつけておきましょう。
予防接種には予防接種法に基づき、公費でできる『定期予防接種』と、効果と副反応等を理解し、医師との相談によって保護者または本人の意思で行う『任意予防接種』があります。
予防接種を受けるには扶桑町が発行している予防接種予診票が必要です。
出生後、赤ちゃん教室・初期で予防接種予診票綴『ひまわり』を交付します。(ご案内を送付しています)
また、学童期の方には個別で通知しています。
転入された方・紛失した方は、保健センターで交付の手続きをしてください。
転入された方は「転入者のための予防接種説明会」にお越しください。
乳幼児期の予防接種に関してスケジュール等は予防接種予診票綴『ひまわり』をご参照ください。
予防接種を受ける際、保護者の方の同伴が原則必要です。
ただし、保護者の方のやむを得ない理由により同伴できない場合は、接種を受けるお子さんの健康状態をよく知っている親族等を代理人(同伴者)とし、予防接種を受けることが可能です。
その場合は保護者の委任状が必要となりますので、接種時に予防接種予診票とともに医療機関に提出してください。
(委任状は下記からダウンロードしてご利用ください)
接種間隔について
接種するワクチンによって、接種間隔が異なります。
詳細については、下記をご確認ください。
同じ種類のワクチンを複数回接種する場合については、各ワクチンの「接種期間」をご確認ください。
集団予防接種
令和3年度までは、BCG予防接種を集団接種で実施していました。令和4年4月1日から、すべての予防接種が個別医療機関での接種になりました。
個別予防接種(医療機関実施・予約制)
委託医療機関での個別接種になります。事前に予約してからお出掛けください。
扶桑町・大口町・犬山市・江南市の医療機関で接種することができます。
他の市町村での接種をご希望の方は、手続きが必要です。
保健センターまでご連絡ください。
持ち物
母子健康手帳・予防接種予診票・健康保険証と子ども医療費受給者証
ロタウイルス感染症ワクチン
対象
- ロタリックス(経口弱毒生ヒトロタウイルスワクチン)を希望する場合は、出生6週0日後から24週0日後まで
- ロタテック(五価経口弱毒生ロタウイルスワクチン)を希望する場合は、出生6週0日後から32週0日後まで
ただし、以下の方は対象にはなりません
- 腸重積症にかかったことがある方
- 先天性消化管障害を有する方(治療が完了している方を除く)
- 重症複合免疫不全症である方
標準的な接種期間
初回接種が生後2か月から出生14週6日まで
※出生15週0日後以降の初回接種は安全性が確立されておりません。出生14週6日後までに初回接種を完了されることをお勧めします。
接種スケジュール
ロタウイルス感染症ワクチンは口から飲むワクチンです。
- ロタリックス(経口弱毒生ヒトロタウイルスワクチン)を希望する場合は、27日以上の間隔をおいて2回接種
- ロタテック(五価経口弱毒生ロタウイルスワクチン)を希望する場合は、27日以上の間隔をおいて3回接種
初回接種と異なるワクチンを接種することは、原則として認められていません。
接種後の注意
接種後は腸重積症に気をつけ、様子が気になったらすぐに受診しましょう。
- 腸重積症は、腸の一部が隣接する腸管にはまり込む病気で、速やかな治療が必要です。
- ワクチンの接種にかかわらず、3か月~2歳くらいまでの赤ちゃんがかかりやすい病気です。
- ワクチン接種後(特に初回接種後)1~2週間くらいの間は、かかりやすくなると報告されています。
- 次のような様子が一つでも見られるときは、医療機関を受診しましょう。
「突然激しく泣く」「嘔吐を繰り返す」「便に血が混じる」「ぐったりして顔色が悪い」「機嫌が良かったり不機嫌になったりを繰り返す」
月齢が進むと腸重積症にかかりやすくなります。できるだけ腸重積症の起こりにくい早めの時期に接種を受けましょう。
ヒブワクチン
対象
生後2か月から5歳未満
標準的な接種期間
- 初回:生後2か月〜7か月
- 追加:初回3回目終了後、7か月〜13か月の間
予防接種スケジュール
- 初回:27日から56日(医師が必要と認めた場合は20日で可)までの間隔で3回接種
- 追加:初回3回目終了後、7か月~13か月の間に1回接種
※接種開始時期によって接種回数、スケジュールが異なります。
小児用肺炎球菌ワクチン
対象
生後2か月から5歳未満
標準的な接種期間
- 初回:生後2か月〜7か月
- 追加:生後12か月~15か月
予防接種スケジュール
- 初回:27日以上の間隔で3回接種
- 追加:初回3回目終了後60日以上の間隔、かつ、生後12か月~15か月の間に1回接種
※接種開始時期によって接種回数、スケジュールが異なります。
B型肝炎
対象
生後1歳未満
ただし、母子感染対策として、抗HBs人免疫グロブリンの投与に併せて健康保険を利用して接種した方は対象外です。
標準的な接種期間
生後2か月~9か月の間
予防接種スケジュール
- 1回目を接種後、27日以上の間隔をおいて2回目を接種
- 1回目を接種後、139日以上の間隔をおいて3回目を接種
ジフテリア・百日咳・破傷風・不活化ポリオ混合(四種混合)
対象
生後2か月から7歳半未満の方
※令和5年4月1日より、生後2か月から接種可能となりました。
標準的な接種期間
- 初回:生後2か月〜12か月
- 追加:1期初回3回目終了後、12か月〜18か月の間
予防接種スケジュール
- 初回:20日から56日までの間隔で3回接種
- 追加:1期初回3回目終了後、1年〜1年6か月以内に1回接種
ジフテリア・百日咳・破傷風・不活化ポリオ・ヒブ混合(五種混合)
対象
生後2か月から7歳半未満の方
※令和6年4月1日より接種可能となりました。
標準的な接種期間
- 初回:生後2か月~7か月
- 追加:1期初回3回目終了後、6か月〜18か月の間
予防接種スケジュール
- 初回:20日から56日までの間隔で3回接種
- 追加:1期初回3回目終了後、6か月〜1年6か月以内に1回接種
BCG
対象
生後1歳未満
標準的な接種期間
生後5か月~8か月
麻しん風しん混合(MR)
対象
- 第1期:生後1歳から2歳未満
- 第2期:小学校就学前1年間(幼稚園・保育園等の年長児)
麻しん、風しんにかかったことがある方も、麻しん風しん混合予防接種を受けることができます。
水痘(水ぼうそう)
対象
生後1歳から3歳未満
標準的な接種期間
1回目:生後12か月〜15か月
予防接種スケジュール
1回目接種後、6か月から12か月までの間隔をおいて2回目を接種
ジフテリア破傷風混合(二種混合)
対象
11歳以上13歳未満
通知
小学6年生の方に、お知らせと予診票を送付します。4月中旬に送付予定です。
日本脳炎
対象
- 第1期:生後6か月〜7歳半未満(3歳未満の方は接種量が変わります)
- 第2期:9歳~13歳未満
標準的な接種期間
- 第1期初回:3歳〜4歳
- 第1期追加:1期2回目終了後、12か月〜18か月の間
- 第2期:小学4年生
予防接種スケジュール
- 第1期初回:6日から28日までの間隔をおいて2回接種
- 第1期追加:1期回接種後6月以上、標準的にはおおむね1年の間隔をおいて接種
- 第2期:1回接種
通知
小学4年生の方に、第2期のお知らせと予診票を送付します。4月中旬に送付予定です。
ヒトパピローマウイルス感染症(子宮頸がん予防)ワクチン
令和3年度までは積極的な接種勧奨を差し控えていましたが、令和4年度から積極的な接種勧奨が再開され、予診票の送付を再開しています。
対象
小学6年生から高校1年生に相当する年齢の女子
標準的な接種期間
中学1年生
予防接種スケジュール
・サーバリックス(2価)
1回目接種の1か月後に2回目接種。3回目は1回目から6か月後に接種。
・ガーダシル(4価)
1回目接種の2か月後に2回目接種。3回目は1回目から6か月後に接種。
・シルガード9(9価)※令和5年4月から追加
1回目接種の2か月後に2回目接種。3回目は1回目から6か月後に接種。
通知
中学1年生の女子に、お知らせと予診票を送付します。4月下旬に送付予定です。
予防接種が見合わせになった場合
母子健康手帳をお持ちになり、保健センターで予診票の再交付を受けてください。
予防接種予診票の書き損じ及び汚してしまった場合
母子健康手帳と予防接種予診票をお持ちになり、保健センターで予診票の交換、再交付を受けてください。
予防接種予診票を紛失した場合
母子健康手帳をお持ちになり、保健センターで予診票の再交付を受けてください。
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このページに関するお問い合わせ
健康福祉部健康推進課(保健センター)
〒480-0103 愛知県丹羽郡扶桑町大字柏森字中切254
電話番号:0587-93-8300 ファクス番号:0587-93-6700
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。