介護給付適正化の取り組みについて
介護給付適正化とは
介護給付の適正化とは、介護給付を必要とする受給者を適切に認定し、受給者が真に必要とする過不足のないサービスを、事業者が適切に提供するよう促すことであり、適切なサービスの確保とその結果としての費用の効率化を通じて介護保険制度への信頼を高め、持続可能な介護保険制度の構築に資するものです。
介護給付適正化主要3事業
第6期愛知県介護給付適正化計画では、保険者の事務負担の軽減を図りつつ効果的・効率的に事業を実施するため、第6期指針において給付適正化主要3事業と位置づけられた「要介護認定の適正化」、「ケアプラン等の点検」及び「医療情報との突合・縦覧点検」について、取組状況の見える化を図ることで、地域特性、規模、実施体制等から見て、詳細の把握・分析をしていく必要があります。
要介護認定の適正化
介護給付を必要とする人を適正に認定するために、町職員が全ての要介護認定調査票を点検しています。
町職員また適切かつ公平な要介護認定の確保のために、新任認定調査員及び現任認定調査員に対する研修会を実施しております。
ケアプラン等の点検
介護支援専門員が作成した居宅サービス計画、介護予防サービス計画の記載内容について、事業者に資料提供を求め書面及び面談による点検及び支援を行うことにより、個々の介護給付を必要とする人が真に必要とする過不足のないサービス提供を確保し、状態に適合しないサービス提供等の改善を図れるように実施しています。
医療情報との突合・縦覧点検
後期高齢者医療制度及び国民健康保険の入院情報と介護保険の給付情報を突合し、給付日数や提供されたサービスの整合性の点検を行っています。
受給者ごとに複数月にまたがる介護報酬の支払状況(請求明細書の内容)等を確認し、提供されたサービスの整合性、算定回数・算定日数等の点検を行っています。
介護保険事業に関する地域分析
介護保険事業の適正な運用と地域特性を捉えた地域包括ケア体制の推進のため、地域包括ケア「見える化」システムを活用し、本町の介護保険事業の実施状況を分析しました。 認定率や介護サービス受給率等を全国、県及び近隣地域と比較し、本町の特性を分析し問題点と対応策を検討しました。
介護給付費等のモニタリング
本町の介護保険事業計画の計画値と実績値をサービスの種類ごとに整理し、計画値と実績値との乖離が生じているサービスについては、その要因の検証を行いました。
扶桑町第9期高齢者保健福祉総合計画の令和6年度見込み額と令和6年度実績値で比較を行いました。
・居宅サービスの見込額と実績額が乖離しており、特に訪問介護サービス、通所介護サービス、短期入所生活介護サービス及び特定施設入居者生活介護サービスが見込額より大きく増加しています。
・施設サービス見込額と実績額が乖離しており、全ての施設サービスについて、見込額より大きく増加しています
保険者機能強化推進交付金・介護保険者努力支援交付金
平成30年度から、高齢者の自立支援、重度化防止等に関する取組を推進するため「保険者機能強化推進交付金」として開始し、令和2年度には、介護予防・健康づくり等に資する取組を重点的に評価するため「介護保険保険者努力支援交付金」が追加されています。これは、介護保険事業計画の進捗管理や介護給付費の適正化に関する取り組みなどある自治体への財政的インセンティブとして、国が客観的な評価指標を設定し、達成状況に応じて交付され地域支援事業、保健福祉事業などにあてられています。
令和6年度の評価結果および交付額
扶桑町評価結果及び交付額についてお知らせします。
令和6年度実績
保険者機能強化推進交付金2,812,000円 介護保険保険者努力支援交付金 5,685,000円
関連リンク
制度の詳細は、以下の厚生労働省のホームページをご覧ください。
このページに関するお問い合わせ
健康福祉部長寿介護課介護保険グループ
〒480-0102 愛知県丹羽郡扶桑町大字高雄字天道330
電話番号:0587-92-4119 ファクス番号:0587-93-2034
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