特定外来生物「ナガエツルノゲイトウ」

ページID1004504  更新日 2025年9月1日

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 通水障害や用水供給の停止の被害を出しているナガエツルノゲイトウ。繁殖力が非常に強く、ちぎれた茎や根からも再生するため、生態系や農業への悪影響の恐れがあり、特定外来生物に登録されています。

 愛知県内では、東浦町で生育が確認されています。

ナガエツルノゲイトウ(環境省提供)

ナガエツルノゲイトウ(農林水産省提供)

「ナガエツルノゲイトウ」とは

 南米原産の多年草であるナガエツルノゲイトウは、2005年に外来生物法の施行と同時に指定された特定外来生物です。主に水路・河川・ため池等の水辺に生育する抽水~湿生植物で、特に日当たりの良い水辺では大群落となります。

 特徴として、数センチメートルの茎断片から容易に発根する〈再生力〉・茎は切れやすく、水に浮く〈拡散力〉・乾燥に強く、畑地などにも侵入する〈侵略性〉を持っています。そのため水路を閉鎖し、取水・排水の障害となることがあります。ナガエツルノゲイトウのまん延を防止するためには、早期発見・早期駆除、密度が低下するまで、また低下した後も粘り強く対応周囲への拡散を防止する必要があります。

ナガエツルノゲイトウ(環境省提供)

ナガエツルノゲイトウ(環境省提供)

見分け方

ナガエツルノゲイトウの特徴

・節から1対の葉が付き、葉の先がややとがる。
・茎はストロー状に空洞になっており、表面はなめらかだが節に短い毛が生える。
・長さ約1~4cmの花柄は葉のわきから伸び、花は小さな花が集まった球状である。

水田や畦畔などにみられる間違えやすい植物 (特定外来生物を除く)

外来種:ツルノゲイトウ(球状花は葉の脇にくっつく)、アメリカタカサブロウ(花は球状ではなく平たい)、シロツメクサ(葉は3小葉)
在来種:タカサブロウ(花は球状ではなく平たい)、スベリヒユ(花は黄色で葉の先は丸い)

オオキンケイギク(環境省提供)

ナガエツルノゲイトウ(環境省提供)

ナガエツルノゲイトウを見つけたら

 水辺にて、ナガエツルノゲイトウやオオバナミズキンバイと疑わしき植物を確認した場合は、扶桑町役場環境課(0587-92-4112)もしくは愛知県自然環境課へご連絡ください。

 駆除方法については、拡散防止のための注意事項がありますので、駆除はせずご連絡ください。

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このページに関するお問い合わせ

生活安全部環境課環境グループ
〒480-0102 愛知県丹羽郡扶桑町大字高雄字天道330
電話番号:0587-92-4112 ファクス番号:0587-93-2034
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